もの分かり良き親をなしゐる息子かな 灯の下に団居う家族の姿見ゆ 親しみて尺八を奏く夫なり 夫と子は威儀を正して連管す 東宮御所の新春を飾ると花餅は 生きて逢ふ新世紀なり古稀にして ふるさとは乗鞍なだり 一



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父子激論の安保遙けし 盆の山家は開け放たれて 今朝の体調測りつつ聞く 新春の息吹は家内に満ちたり 新雪の朝送り出されぬ しみじみ祝ふ初鏡